東レ、中国向け家庭用浄水器「トレビーノ」開発 年明け発売へ
東レは19日、家庭用浄水器「トレビーノ」で中国の水道水質に合わせて開発した専用商品4機種を投入すると発表した。今月下旬に順次出荷を始め、年明けにも現地で発売する。中国では急速な経済発展に伴い水の需要増加や水質悪化が懸念されており、耐久性に優れた専用商品の展開で販売拡大を図る。
新商品は、蛇口直結タイプと蛇口のそばに据え置いて使うタイプの2種類で、それぞれ汎用モデルと高性能モデルをそろえた。同社は中国市場向けでは2008年から、日本国内で販売している浄水器の仕様を一部変更して出荷してきたが、中国の水道水質は日本に比べて濁り成分や有機物が多く、定期交換する部品のカートリッジが詰まりやすいとされる。このためストロー状の糸の膜である「中空糸膜」の表面積を従来品よりも大きくすることで、カートリッジがより長持ちするよう工夫した。
富裕層を主なターゲットに、大都市の北京や上海、広州で販売する。想定価格は、据え置きタイプの高性能モデルが2500元(約3万1000円)で、蛇口直結タイプの汎用モデルが550元(約6000円)。初年度に4機種合計で10万台の販売を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000573-san-bus_all&1324274653
日時:2011年12月21日 15:39