東京入国管理局審査官逮捕
「統括審査官が情報漏えい」 贈賄会社社長が供述
外国人の在留資格認定をめぐる贈収賄事件で、贈賄容疑で逮捕された外国人招聘会社社長伊東信悟容疑者(46)が、東京入国管理局成田空港支局統括審査官の小倉征史容疑者(54)=収賄容疑で逮捕=から「過去に入国審査を通らなかった理由を記載した入管の『意見書』の内容を教えてもらった」と供述していることが4日、警視庁捜査2課への取材で分かった。
過去に審査を通らなかったのに、伊東容疑者が再申請して在留資格認定証明書の交付を受けたケースがあり、同課は「意見書」の情報を悪用した疑いもあるとみて調べている。
同課によると、小倉容疑者は2006年4月以降、統括審査官として横浜と成田空港の両支局で勤務。国内の派遣会社などが代理で証明書の交付を申請する際、対象となる外国人の経歴や、受け入れ先の事業内容を審査する部署の一人だった。
過去に「資格不交付」となった際の「意見書」のほか、犯罪歴や出入国の記録についても知る立場で、職場の端末を操作してこうした情報を入手し、伊東容疑者に日常的に電話やメールなどで漏えいしていたという。
47NEWSからの転載です。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120401000814.html
日時:2009年12月04日 23:16