在留特別許可ガイドライン変更
7月10日、不法滞在者でも特別に在留資格を
与える「在留特別許可」の指針が示されました。
今まで、20年とも25年とも曖昧な基準だった
在日年数が「20年」と明確に示されましたね。
これで、たとえ日本人や永住者と結婚してなくても、
日本に20年以上滞在していれば「積極」的に
許可されることが明言されました。
これは、20年も日本にいると、さすがにいまさら
母国へ帰っても、普通に生活できないので、
人道的な配慮だと考えられます。
もっとも、許可不許可は「総合的に」判断
されるのは今までと変わりませんので、
まずは専門家に相談されることをおすすめ
いたします。
◎特に考慮する積極要素
・小、中、高校に通い、10年以上日本で暮らす
実子との同居
・本人や親族が難病で、日本での治療が必要
○積極要素
・本人自らが出頭して不法滞在を申告
・日本滞在が20年以上になる
・永住者、定住者、日本人配偶者など、資格を
持つ外国人との結婚が安定
△消極要素(マイナスとなる要素)
・密航、不法入国
・犯罪組織の構成員など
×特に考慮する消極要素
・凶悪犯罪や薬物、銃器の密輸入などの
重大犯罪で刑罰を受けた
日時:2009年07月30日 13:33